日本からロシアへ船で渡る!DBSクルーズフェリーチケット予約方法まとめ【情報】
こんにちは。こちらは日本から韓国経由でロシアへ向かう国際フェリーDBSクルーズフェリーのチケット予約方法まとめの記事です。ロシア観光ビザが個人で取得できたことにより、日本からロシアへ船で行くことができるようになりました。「今時、船かよ流行らねぇな」なんて言いたくなるような2泊3日もかけて船で海を渡った旅。当時の旅の様子はこちらをご覧ください。
チケット予約準備
DBSクルーズフェリーのチケット予約に必要なもの
DBSクルーズフェリーのチケットを予約するにあたり以下の2つの書類が必要となります。予め用意しておきましょう。ロシアビザの取得方法については『自由にロシアを旅する!ロシア観光ビザ個人申請方法まとめ【情報】』に記載していますので、そちらをご確認ください。
- パスポートのコピー
- ロシアビザのコピー
費用
2014年7月当時、日本の境港からロシアのウラジオストクまでのエコノミークラスの片道チケットは燃油サーチャージ込みで24,800円でした。
項目 | ルート | 料金 | 移動時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
チケット代 | 境港ーウラジオストク | 22,500円 | 約43時間 | ・エコノミークラス ・往路のみ |
燃油サーチャージ代 | 2,300円 |
チケット予約
以下の2つの必要書類の用意し終えたら鳥取県公式サイトとりネットの『DBSクルーズフェリーの旅客利用』に記載の乗船券の問合せ先から予約します。こちらのページでも「運行スケジュール」や「旅客運賃」などの情報を確認することができます。むしろ『DBSクルーズフェリー』のホームページよりわかりやすいです。
- パスポートのコピー
- ロシアビザのコピー
参考:国際定期貨客船-DBSクルーズフェリー|鳥取県公式サイト
実は『DBSクルーズフェリー』のホームページに「予約」の文字が大きく表示されてるんですが、サイトマップまで見ていくら探しても予約ページが見つかりません。
仕方なく『DBSクルーズフェリーの旅客利用』から米子市観光案内所に問い合わせてみると、DBSクルーズフェリージャパンの連絡先を教えて下さり、担当者とメールでやり取りをして予約しました。その際に必要になったのは以下の3つの情報です。
- 希望乗船日程
- 希望客室クラス
- 往路(片道)か往復か
担当の方はロシアの方だったのですが、日本語で問題なくやり取りができます。運行日程や空席についても逐一教えてくれました。パスポートとビザをスマホのカメラで写真に撮り、画像をメールに添付して送ると、今まで日本語だったのがいきなり英語になって「RESERVATION No」が振られた予約内容と以下の4つの注意事項が記載された『予約完了メール』が届きましたので印刷します。
- チェックイン/出国手続きを出発時間より2時間前までに済ませてください。
- 旅行に必要な書類(旅券, ロシアビザなど)をご用意ください。
- 支払方法 出発日に日本円の現金 *クレジットカード不可
- 手荷物 30kg
*夏季中に船内へ飲食物の持ち込みをご遠慮ください*
気になったことは特にありません「クレジットカードだめなんだ」と「夏季中ってことは飲食物の持ち込み自体は禁止されていないのか」とかそれくらいでした。
以上でチケット予約は終了です。
チケット引き換え
DBSクルーズフェリーは鳥取県境港市の境港国際旅客ターミナルから出ます。最寄駅はJR境港駅ですので、出発日時に合わせて向かいました。境港駅から無料シャトルバスも出ています。なお、シャトルバス及びリムジンバスの運行ダイヤ・料金表も『DBSクルーズフェリーの旅客利用』で確認できます。
僕は境港駅に行く途中「最後の温泉だ!」とのほほんとしていたら無料のシャトルバスに乗り損ねました。市営の巡回バスに乗りちょうどいいところで降ろしてもらい歩いていたら、後からきたシャトルバスに拾ってもらい境港国際旅客ターミナルに着きました。
国際旅客ターミナルの中にあるDBSクルーズフェリージャパンの窓口で以下の3つの書類を提示し、チケット代金を日本円で現金で支払います。特に問題なくチケットを手に入れることができました。
- パスポート
- ロシアビザ
- 印刷した予約完了メール
その後は乗船まで待合室で過ごします。この待合室に簡易の両替所があり両替もできますし、パンやジュースなどの飲食物を買うこともできました。
以上でチケット引き換えは終了です。
乗船
乗船時間になり出国審査を受けて、DBSクルーズフェリーのイースタンドリーム号に乗船します。
船内の様子
この国際フェリーの基本設備は『DBSクルーズフェリーの旅客利用』で確認できます。船内にはバーやレストランがあり、お湯も出るウォーターサーバーがあるので、売店でカップラーメンやお茶やコーヒーを買って作って飲めました。
セカンドクラスはコンセント付きの8人部屋の個室です、ハンガーラックもありました。エコノミークラスは大部屋です。コンセントは数個ありましたが、たまたま僕のベッドからは遠く、充電してる間にその場を離れるのも気になったので少し面倒でした。どちらのクラスもベッドの寝心地は気になりませんでした、枕もシーツもブランケットもとても清潔でした。
檜風呂もあったのですが運悪く入ることはできませんでした。なので、風呂はシャワー室を使いました、シャンプーとボディソープが備え付けだった気がします。船に乗りながら波に揺られながら温かい湯船に浸かりたかったです。でもそれはまたいつか機会があれば。
感想
DBSクルーズフェリーのチケット予約は思いの外とても簡単でした。初めはどこで予約できるのか分からず『AFerry』というサイトを使って予約しようかと思ったのですが、値段を調べてみたら、こちらはずいぶん高くて「これはなんとしても」と米子市観光案内所に問い合わせのメールを送りました。少し大変だったのはその時くらいです。それ以外は簡単にトントン拍子で進んで行きました。
船で海を渡るのは人生初の経験でした。LCCが飛び回り、快適で速い飛行機がある中で「今時、船かよ流行らねぇな」と思ったのですが、意外に良いもんでした。長い間インターネットは使えませんでしたが、それもなきゃないで別に気になりませんでした。船で海外というと、何故か居酒屋でポスターを良く見かける「ピースボート」しか思いつかなかったのですが、実際調べてみると僕が知らなかっただけで他にも色々ありました。
「日本から船でロシアへ渡る」、この船旅は今から約50年前の『青年は荒野をめざす』という一冊の本にヒントを得て始まりました。その本を読んで「昔あったのなら今も何らかの形で何か残っているだろう!」と。今思えば、なんか随分短絡的な気がします。まぁでもそれで実際ロシアへ船で渡ってしまいました。
とは言え乗船当時は、世界一周に出ることに対して気分が沈み過ぎていて、エコノミークラスで予約していたのに、何かの手違いかセカンドクラスのチケットが出てきてたことすら気づかなかったくらいでした。船で出会った方たちといい幸運に恵まれた素敵な船旅で、本当に良い思い出になりました。
それではロマンあふれる良い旅を。
Good luck!