軍港都市ウラジオストク
朝5時起床。リーさんに声をかけようと思ってベッドを見てみたが姿がなかったので、先に出かけたのかと思い朝日を見に甲板へ、そこでリーさんを探してみたが見当たらなかった。ツアーの朝食に行ったのかなと、しばらく待っていると少し遅れてやってきた。
リーさんが言うには早朝にツアーガイドのアナウンスでいきなり起こされ、朝食時間の予定が2時間も早まって、急いでご飯を食べてきたらしい。「2時間は早めすぎですよ、酷いですよね?」と笑った。「確かに、さぁ今朝は雲もないし朝日が綺麗に見れますよ」と言って一緒に朝日の写真を撮った。
朝日を見た後は、中島さんの部屋に行ってみた。中島さんは既に起きてて「朝日あんまりきれ〜じゃなかったな」って言いながら下船の準備をしていた。朝食は二人でカップラーメンとインスタントの味噌汁、食後にコーヒーを飲んだ。
外に出て感じる空気は少しひんやりとした気がして、シベリアに近づいてきたんだなと実感した。そして海に小さな島々が点々と見えるようになってきた。
船内に入港のアナウンスが流れたので部屋に戻り、荷物の整理をして下船の準備を始めた。忘れ物がないか確認を終え、外に出ると遠くにはもうウラジオストクが見えていた。
湾内には何隻も軍艦が配備されていた。金角湾の横断橋を横目に、船は湾内で転回しウラジオストク港への入港体制に入った。ゆっくりとゆっくりときしむ鉄の音、波を立てながら船は港に近づいていった。
もう間も無くロシアに上陸する。長い長いユーラシア大陸の旅がここから始まるのか。
つづく