韓国からロシアへ海を渡って

お礼に渡したカップ

グレードはダウンしたけど、今度のエコノミークラスの部屋はこれはこれで気楽でいい。中島さんとは後で会う約束をして別れ、することも特にないので昼寝した。そう言えば確か「ステンレスのカップを忘れてウイスキーが飲めないんですわ」だったな。

 

夕食のハンバーガー

夕食のハンバーガー

 

中島さんに誘われてレストランに行ったら混んでたので、結局、バーでハンバーガーとビールを夕飯に頂いてしまった。断る度にごちそうになってしまっていた、もうこうなることはわかっていたので諦めていた。何も考えずご厚意には素直に甘えさせてもらおうと決めていた。でも僕は、お礼と言っては全然釣り合わないけれど、せめてもと自分の持っているステンレスのカップを中島さんに譲ろうと思って持ってきていた。

 

お礼に渡したカップ

お礼に渡したカップ

 

中島さんは「これで部屋でウイスキーが楽しめます」って笑っていた。よかった。一度も使ってないし100円ショップで買ったものだけどこの旅の間くらいはなんとか持つだろう。食後に早速ウイスキーを飲むというので、僕は外の夕日の写真を撮りたいのでと言って別れた。

 

船内にあった地域情報

船内にあった地域情報

 

朝日は大体5時半前後かな、5時くらいに起きれば今日寝過ごして見れなかった朝日も見れそうだ。「ん?」

 

トットリップのチラシ

トットリップのチラシ

 

日本の何に対するOther sideなのかわからないし、ハングル語の案内しかなかったので内容も読めなかったが気になった。

 

マジックアワー

マジックアワー

 

夕日の写真を撮っていたら、リーさんという韓国人の旅行者に声をかけられた。一緒に夕日の写真を撮っていたら、韓国の団体ツアーで旅行に来てるおばちゃんたちに、おばちゃんたちだけのおばちゃんたちのための写真を撮るように頼まれた。撮影会みたいなノリで散々撮らされた僕とリーさんは、甲板のベンチに座り夕日を眺めながらぐったりしてしまった。疲れた。

 

リーさんは同じエコノミークラスの客室の人で、写真が好きそうな撮り方をしていたので、明日の朝日のことについて話しかけてみたら「朝日の写真もまた一緒に撮りましょう」という約束になった。リーさんは夕飯がまだだったので、ここで一旦別れた。僕はベンチに寝っ転がって星が出るのを待った。

 

夜空を眺める人々

夜空を眺める人々

 

星を見上げていたけれど眠くなってきたので部屋に戻ることにした。毛布をかけていた人は、このまま寝てしまいそうな雰囲気だった。さすがに少し寒いと思うのだが。

 

甲板から戻ると、ロシア人の子どもたちがロビーではしゃいで走りまわっていた。そんな中、同じロシア人で高校生くらいの可愛い感じの女の子が、床に膝をつけて涼宮ハルヒのガチャポンを夢中で回しまくっていたのは印象的だった。そうかヲタだったのかな。エコノミークラスに戻る途中、通路にパンツのようなものが何かの事件の証拠みたいな感じで落ちてたが、拾う事はしなかった。

 

パンツ?

パンツ?

 

シャワー浴びて歯磨きをし、目覚ましを5時にセットして就寝。リーさんはまだどこかに出てるみたいだ、さて明日は晴れるといい。

 

【イースタンドリーム号の日々編

おわり

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