いつまでも鳴り止まない笑い声
スモーリヌイの近くのバス停から市バスに乗って、ネフスキー大通りまで戻ってきた。リチェーイヌイとの交差点を渡ろうとしたら、ヴィキさんが信号待ちをしていたので「お〜い、ヴィキさん」と声をかけたらまた長話になりかけたが、今回は30分程度となかなか早めに終わった。
ヴィキさんは何やらスマホで通話ができるようにSIMカードを買いに行くらしい。「ふ〜ん」と言って僕は宿に戻った。バックパックの荷物を詰め直し共有スペースでコーヒーを一杯飲んで休憩して、日が沈む頃にまた出かけた。
レストランの隣にはInstagramをプリントするような機械が設置されてあった。そんなのあるんだね〜と通りを歩いていると、オストロフスキー公園の方からまた音楽が聴こえてきたので行ってみると、サンクトペテルブルグに初めて来た日の夜のストリートミュージシャンがいた。
相変わらず周りに人だかりができていて、今夜も楽しく踊っている人たちがいた。スーツを着た陽気なお兄さんが踊り始めたら、それに合わせて酒を飲んでたファンキーなおじいさんも愉快に踊りだしたので、その光景にみんな笑ってしまった。
「やっぱりこの街は良いな」
「ロシアに来てよかったか?楽しかったか?」
次の国へのチケットは買ってしまったけど、ビザの滞在日数も少し残ってる。行こうと思えば出発日を変更するなりなんなりして、サンクトペテルブルグ郊外にある『ペテルゴーフ』や『エカテリーナ宮殿』の琥珀の間をまだ見ることはできるし、『キジ島』のプレオブラジェーンスカヤ教会まで行ってみるのも面白そうだ。サンクトペテルブルグからフィンランドに向かう旅もしてみたい気がする。
「よし!」
でも、それはもういつかでいい。
「僕のロシアの旅はここでおわり!」
つづく
写真がきれいです、頑張ってくださいね
Hidehikoさん
コメントありがとうございます。Hidehikoさんのコメントが、このサイトができてからいただいた初コメントです。それが褒め言葉だったので、とても嬉しく思います!