ドーム・クニーギでポストカードを買ってたまには手紙でも
エルミタージュ美術館ですっかり疲れてしまった。まだ明るいけれどもう今日は宿に帰ろう。せっかく時間があるからポストカードでも見て帰ろう、たまには手紙を書いてみるのも悪くないかもしれない。いいのがあるといいんだが。
パン屋の車があった場所の近くのレストランで、結婚のお祝いをしているような人たちを見かけた。新郎の嬉しそうな感じったらなかった。ただ通りすがりからだけど、おめでとう。
ネフスキー大通りではシャボン玉のストリートパフォーマーがいて、子どもたちと遊んでいた。初めて見たけれど、あんな釣竿みたいなものもあるのか。
ドーム・クニーギの中にある本屋に立ち寄って、実家と中島さんとユリアたちに送るポストカードを買った。ユリアたちはロシア住まいだからロシアのポストカードは珍しくないのかもしれないけど。
LUSHのお店はどこの国でもあんな匂いがしているんだと思った。「あっ、LUSHだ」と匂いですぐにわかった。
ロックパブの前にはフレディ・マーキュリーがワイルドに座っていた。
地下道を通ったら露店が出ていた。「I♥SP(アイ ラブ サンクトペテルブルグ)」こういう服はどこにでもある。
バスを待ってる引率らしき先生、生徒たちの落ち着きのなさに大変そうだった。バスが来たら生徒を早く乗るよう急かしていた。
スーパーに寄ったらOL風の女性がパックの寿司を手に持っていたのを見かけたので、僕も試しに買ってみた。
映画館前を通りかかった時「タートルズか観たいな」と思ったけど、ロシア語吹き替えはまだまだ辛すぎる。
宿に戻って、さっき買ったお寿司を食べてみた。何か少し違うような、そんな味だったけどまずくはなかったが、意外にお腹いっぱいになった。
さて、買ってきたポストカードとペンをテーブルに置き「う〜ん」と何を書けばいいのかと唸る。普段ネットでメッセージをやり取りしてるだけに、いざ書こうと思ってもなかなか何を書いたらいいのか思いつかない。しばらく悩んだ末に、もうメッセージで伝えてるようなことかもしれなかったけど、なんとか中島さんとユリアたちと実家宛の手紙を書き終わった。ユリアたちへは辞書を見ながら、ロシア語で書いてみた。きっと変なロシア語になってるだろうが、そこはなんとか察してくれ。
少し早いけど寝ようと思って、部屋でコンタクトレンズを外してケースからメガネを取り出そうとして開けたら「あれ?メガネがない」
どうやらどこかに置き忘れてしまったみたいで、部屋の人たちや受付のスタッフに聞いても、見つからなかった。スタッフのジナさんか、明日清掃スタッフに確認してくれることになったので、それで見つかるといいんだが。まぁメガネをかけてる外国人もいるし、コンタクトレンズはもともと日本のものじゃないんだから、いざとなれば多分街のメガネ屋さんに行けばいいんだろう。
これ以上、探しても見つかりそうにないし、別に対したことじゃないので諦めた。寝よう。
つづぐ