イルクーツク最終日前夜

告白スポットなのだろうか

「これ、コーラじゃないな。なんだろう、この黒い飲み物」と帰ってきて一休みしていると「またオススメのところに案内するわ」と言うユリア。「え?もう?さっき帰ってきたばかりだよ」と言ってみる僕。結局、連れ出されてしまった、なんか若干振り回されている気が。

 

なんだろうこの黒い飲み物

なんだろうこの黒い飲み物

 

途中でアイスを買おうと言うので「良いね」とスーパーに寄った。「何味が良い?」「そうだな、チョコレートとか久しぶりに食べたいな」と選んでいると「こっちのフルーツ味の方がオススメ」「はい」と今回はチョコレートは諦めることにした。ディマがチョコレート味を買ったので、それを少しもらった。僕たちが買って食べたプロンビールのアイスクリームは、ロシアでは人気でよく食べられているらしい。実際、なかなか美味しいし、安かったのでまた機会があればどこかで食べたい。

 

プロンビールのアイスクリーム

プロンビールのアイスクリーム

 

道路を歩いて戦車が置いてある公園の交差点を抜けた。公園に戦車が飾ってあるのも、少し不思議な気がした。結婚式場前の噴水のところまで来たらタリツィで一緒だったマーチャとサムが僕たちを待っていた。ここがユリアのオススメの場所らしく、噴水はライトアップされていて、カラフルで綺麗だった。

 

ライトアップされた結婚式場前の噴水

ライトアップされた結婚式場前の噴水

 

告白スポットなのだろうか

告白スポットなのだろうか

 

芝生の上に座って、みんなで話していた。タリツィではあまり話せなかったけど、サムは生まれて初めて出会ったカムチャッカ出身の人だった、ずいぶん遠くからイルクーツクに来たんだなと思った。あと音楽が好きみたいで笛のような不思議な形をした楽器を使って音を出すのを見せてくれた。サムが言うには伝統楽器の一種らしく、見慣れない形で聞き慣れない音を出した。

 

サムの持っていた楽器

サムの持っていた楽器

 

そのあとは少し散歩をして、ディマとユリアが道にある建物を色々教えてくれたけど、その中にムスリムのモスクもあった。イルクーツクの街は夜でも地元の人は家族連れで歩いていたし、街灯が多く明るかった。戦車のある公園の交差点に戻るとマーチャとサムと別れた。

 

家への帰り道

家への帰り道

 

家に帰る途中に団地の間を通った。公園には小さな遊具があって、僕たちは少しブランコに乗った。

 

ブランコで遊ぶ僕ら

ブランコで遊ぶ僕ら

 

辺りはもう暗くなってきたから、ほんのわずかな時間だけ。

 

つづく

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