シベリア東部最大の街イルクーツク

右からディマ・ユリア・アーニャ

一夜明けて、僕は8時くらいに目が覚めた。アーニャとユリアはまだ寝てるみたいで、部屋に起こしに行くわけにも行かないので、二人が起きてくるのを待つことにした。結局、二人は全然起きてこなくて12時くらいまで寝ていて、結構暇だった。

 

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その気持ちよくわかる

 

二人は起きるとすぐにパンともち米みたいなものとサラダで昼食の用意をしてくれた。「あぁ、お気遣いなく」と言ってるそばから、アーニャはリンゴも切ってくれた。ユリアはコーヒーを淹れようとして粉をこぼしたり、それを掃除機で片付けようとして、うまく掃除機の先端を外せなくて焦っていた。ご飯を食べているとユリアが「今日は私が特製の手作りボルシチを食べさせてあげるわ、それじゃあちょっと買い物に行ってくるから」と言って出かけて行ったが数分後「携帯電話を忘れた!」と取りに戻って来てまた出て行った。僕はアーニャと日本についての質問を聞きながらゆっくりご飯を食べていた。

 

ユリアが買い物から帰ってきたのと同じくらいに、ウラジオストクで会ったディマたちが帰ってきた。途中で車の調子が悪くなって家に着くのが遅くなったらしい。ディマのお父さんのウラジーミルさんが「困ったことはないか?」と聞いてくれたので「大丈夫」と答えた。「お土産」と紙の包み渡してくれて開けてみるとオームリ(バイカル湖名物の魚)が入ってたので一緒に食べた。

 

夕方からディマとユリアとアーニャがイルクーツクの街を案内してくれることになり、アーニャは一旦家に戻った。ディマは少し寝るために自分の部屋に行った。僕はユリアと外で洗車をしているウラジーミルさんを窓から眺めながら話をしていた。イルクーツク近郊のことを全然知らなかったので「ちょっとパソコンを借りてインターネットで調べ物をしたいんだけど」と聞いてみたら使い方を教えてくれた。ユリアは隣に座っていて「一人にしたほうがいいですか?」と聞くので「別にここにいても平気だし、ロシア語も教えてもらえたりすると助かる」と言った。

 

ユリアが言うにはオリホン島というところが結構良いところらしい。ディマが起きてきたので、明日以降の予定を相談したら、オリホン島はお金と時間がかかってしまうから止めることになり、バイカル湖畔のリストヴァンカまで行こうということになった。まぁそれも夕ご飯でも食べながら考えようということで、アーニャと合流しユリアとディマとイルクーツクの街を見に行った。

 

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右からディマ・ユリア・アーニャ

 

市内へ向かうトラムに乗るため停留所まで4人で歩いていった。

 

つづく

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