知恵の悲しみ幸せ者は時計を見ない
ヴァスクレセンスキー門を出て、アレクサンドロフスキー庭園を歩いてクレムリンに向かった。少し暑かったからか、水遊びをしている子ども達を多く見かけた。子どもたちを見ていると、それがそんなに楽しいのだろうかと思うんだけど、子どもはそれが楽しんだから、それはそれで見ていて面白かった。モスクワは人気の観光地で首都だけど、意外とのんびりとした感じがあった。
噴水で遊んでた子は、いきなり水柱が出てびっくりしていて、それを見て笑ってしまった。かと思いえば同じ噴水の反対側で寝そべってる子どももいた。それはそれで何が楽しんだろうか。
庭園内を歩いていると無名戦士の墓があって、衛兵はこの暑さのなかきっちりとした制服でピクリとも動かないで大変な仕事だなと思った。この墓の前で、記念撮影や集合写真を撮ってる人がたくさんいたのは驚いた。場所的にちょっとそんな気にはなれないのだが。
庭園の芝生では寝っ転がってるくつろぐ人たちもたくさん見かけて、昼ご飯を食べている家族もいたり、大学生のような子たちが話していたり、みんな思い思いの過ごし方をして楽しんでいるようだった。
休日に家族で散歩をするくらいの余裕か。僕も芝生で寝てたいもんだ。
つづく