タリンから隣国ラトビアへ
今日はエストニアのタリンからラトビアのリガへ移動する日。朝起きるとカイザー一家が出発の支度をしていた。顔を洗って歯を磨き、着替えて荷物をまとめていると「元気で」「そっちも」と言ってカイザー一家はリトアニアに出発していった。朝食はどこかで買って食べようと思ってたので、お茶だけ一杯飲んで僕も出発した。早朝の澄んだ空気の中を歩いているとスーツ姿のサラリーマンを見かけた、今日も1日頑張るのだろう。
旧市街中心のラエコヤ広場には出店があって、おばさんたちが民芸品を飾ったり棚に並べたりして開店の準備をしていた。今日もこの広場にたくさんのお客さんが来るのだろう。
ヴィル門まで来ると、城壁の下にあるセーター屋も商品をテーブルに出して陳列していた。やはりセーターをこの時期に売るのは大変じゃないかと思った。
なんかあまり見て回れなかったような気もするけど、終わってしまえばそれはそれでありだったのかもしれない。
ヴィル門から旧市街を出て、郵便局があったショッピングセンターの中で朝食を買ってバスターミナルを目指して行った。歩いていると会社や学校に行く人たちが市バスに乗り込んでいるのを見かけて、どこでも朝の光景は同じだなと思った。
市バスに乗っても良かったけど、時間はまだ余裕があったのでバスターミナルまでは歩いて行った。1時間ほど歩き、良い朝の運動になったかなと思ったあたりで、タリンバスターミナルが見えた。
バスターミナルに入り昨日買ったバスチケットを見て、インフォメーションの電光掲示板で「949のバスは8番プラットフォームから10時出発か」と到着場所と時間を確認した。
出発まであと30分ほどあったので、ベンチに座って買ってきたパンとジュースで軽く朝食を取った。パンは朝の作りたてだったのか、まだ温かくてうまかった。ジュースは、何これメンタルに効くのか?
朝ごはんも食べ終わり、外に出て8番プラットフォームへ向かうと、そこには既に黄色いバスが停まっていた。バックパックを預けてタグをもらい、パスポートとチケットチェックを済ませバスに乗った。車内はサンクトペテルブルグからタリンに来た時に乗ってきたバスと似ていてWi-Fiもあった。
もうすぐアルトゥーに会えるのか、懐かしいな。初めてインドで会った時は「リガ?ラトビアってどこよ?」と言いながら、僕とライビスとアルトゥーでそこらの店で買ったにんじんをかじりながら山から麓の町まで歩いて行った。
転載:DaftPunkVEVO
バスは予定通りに出発し、アルトゥーとライビスの母国ラトビアのリガへ。走るバスの車内スピーカーからは『Daft PunkのGet Lucky』が流れていた。
【小さな世界の三大天使編】
おわり