2016年3月28日 / 最終更新日時 : 2016年5月27日 nino 旅日記 イルクーツクのユリアとアーニャ 僕を駅まで迎えに来てくれた女の子は二人いた。「あれ?二人?」と思って尋ねてみると、一人はユリアと言って、彼女がウラジオストクで会ったディマの妹。もう一人のアーニャはユリアの友達の女の子で一緒に付いてきてくれたらしい。二人 […]
2016年3月27日 / 最終更新日時 : 2017年7月23日 nino 旅日記 バイカル湖の後は 「広すぎて海みたいだ」バイカル湖西岸の港と鉱山の町スリュジャンカを抜けて走るシベリア鉄道。トンネルを抜けて見えた景色に僕はそうつぶやいた。 スリュジャンカを後にして走る列車はバイカル湖半の西側 […]
2016年3月26日 / 最終更新日時 : 2016年5月26日 nino 旅日記 戻り始めた時間の中で ミハイルたちが降りて車内は急に静かになってしまった。列車に乗り続けてもうすぐ3日目を迎える。今夜は少し冷えそうだから、サモワールで温かいお茶を作って、車両と車両の間の通路に立って飲んでいた。 […]
2016年3月25日 / 最終更新日時 : 2016年5月26日 nino 旅日記 スプートニクスよ永遠に ミハイルたちは自分たちの首を指で弾く仕草でニヤニヤと笑いながらこっちを見てきた。「何だそれ、意味わかんね」と少しイライラしていると。髭面の男は「ああ、これはね」と日本語で話し出した。 「一緒に […]
2016年3月24日 / 最終更新日時 : 2016年5月26日 nino 旅日記 スプートニクとの遭遇 朝起きると毛布がかけられていた。どうやら早朝にチナさんが毛布をかけてくれていたみたいで、お礼を言った。昨夜の雨のせいか窓の外は霧がかっていた、現在の気温は23度。少し寒さを感じた。 暖かいイン […]
2016年3月23日 / 最終更新日時 : 2016年5月26日 nino 旅日記 ベロゴルスクI停車、夜の霧の中へ 列車はずっと草原を走っていた。まだまだモスクワまで8,000km以上、イルクーツクも3,000km以上はある。焦ったところでどうなる訳でもない。先は長い、気楽に行こう。 僕はガイ […]
2016年3月23日 / 最終更新日時 : 2016年5月26日 nino 旅日記 アムール川を越えて 僕の乗った電車は、一夜明けてどこかの駅に停車した。昨夜に雨が降ったのだろうか、地面は少し濡れていた。ここはどこで、今は何時なのだろう。ホームに降りてあたりを見回してみたが、よくわからなかった。肌寒かったので、列車に戻りシ […]
2016年3月20日 / 最終更新日時 : 2016年5月26日 nino 旅日記 3等寝台プラツカールトヌイ 「窓が全部開かないところもあるのか。じゃあ、ここは当たりなのかな?風が涼しいですね、チナさん」チナさんは頷くと本の続きをまた読み始めた。 「あなた日本人?」「はい。え〜っとあなたは?」「私はキ […]
2016年3月19日 / 最終更新日時 : 2016年6月1日 nino 旅日記 シベリア鉄道ロシア横断 宿の前のバス停から市バスで駅まで行こうとしたら、降りる場所を間違えてしまい駅を通り過ぎてしまった。次のバス停で降りて歩いて駅まで戻った。駅前に着いたのは16時。12時の列車にはまだ余裕がある。駅前の売店で缶ジュースを買い […]
2016年3月18日 / 最終更新日時 : 2016年5月26日 nino 旅日記 鷲の巣展望台 ウラジオストクでは日本のトラックや古い車を良く見かける。驚いたことに右ハンドルで右側通行だった。おそらく中古車が日本からウラジオストクに流れてきているのだろう。車を停めて通行人と話しているドライバーは本当にいい笑顔だった […]